韓国語の動詞は語幹が何なのかによって形が変わります。
まずは、語幹が "아 (a)" または "오 (o)" の時。
この場合は『動詞 + 아』の形になります。
【例】
貰う → 貰います
받다 → 받아요
(パッタ) (パダヨ)
原形から会話体へはこんな風に変化するんです。
요(ヨ)は日本語でいうと「ます」にあたる言葉。
どうして発音がパッタからパダに変化しているのかというと、
パッチムによって連音化されるからなんです。
"받아" のパッチムは "ㄷ (d)" ですね。
このㄷと隣の아をくっつけちゃいます。
「ㄷ + 아 = 다 」
(d) (a) (da)
そしてこれにもともとの "바" を加えると・・・
『바 (pa) + 다 (da) = パダ』
となるわけです。
これとは逆にパッチムがないものもあります。
【例】
行く → 行きます
가다 → 가요
(カダ) (カヨ)
見る → 見ます
보다 → 봐요
(ポダ) (パヨ)
"가" は最初から "아" の音が入っているので、
「ます」にあたる "요" を付ければいいだけ。
"보다" は本来「보아요 (ポアヨ)」という表記になりますが、
省略されて『봐요 (パヨ)』となっています。
次は、語幹が "아(a)" または "오 (o)" 以外の時。
この場合は『動詞 + 어』の形になります。
【例】
笑う → 笑います
웃다 → 웃어요
(ウッタ) (ウソヨ)
これも先ほどと同じくパッチムによって発音が変わるので気を付けてください。
パッチムがない場合は少しややこしくなります。
【例】
咲く → 咲きます
피다 → 펴요
(ピダ) (ピョヨ)
この流れでいくと "(퍼요 poyo)" になると思ってしまいますが、
語幹が "이" の時だけは "ㅕ" に変化するんです。
しっかり覚えておいてくださいね。
そして最後にもう一つ。
これはかなり簡単なので、皆さんご安心を。
動詞の語尾が「하다」で終わっているものがありますよね。
この場合は「하 (ha)」を「해 (he)」に変えるだけなんです。
【例】
感謝する → 感謝します
감사하다 → 감사해요
(カムサハダ) (カムサヘヨ)
話をする → 話をします
이야기하다 → 이야기해요
(イヤギハダ) (イヤギヘヨ)
ここまでの例文は全てヘヨ体と呼ばれる敬語表現で書きましたが、
『습니다』を付けるバージョンもあるので先ほどの例文と比べてみましょう。
받아요 / 받습니다 =もらいます
(パダヨ) (パッスムニダ)
웃어요 / 웃습니다 =笑います
(ウソヨ) (ウッスムニダ)
日本語にするとどちらも"요" でも "습니다" でも同じ意味になりますが、
ニュアンス的にはヘヨ体よりスムニダ体のほうが丁寧な言い方ですね。
一般的に初対面の時やお礼を言うときはスムニダ体、普通の会話の時はヘヨ体を使います。
たくさんありますが、全て重要な基本事項なので、発音と一緒に覚えておきましょう!
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