
まずは動詞・形容詞の否定形から見ていきましょう。
@안 + 動詞または形容詞
買いません → 안 사요.
(アン サヨ)
食べません → 안 먹어요.
(アン モゴヨ)
寒くありません → 안 추워요.
(アン チュウォヨ)
嬉しくありません → 안 기뻐요.
(アン キッポヨ)
A動詞または形容詞 + 지 않아요
買いません → 사지 않아요.
(サジ アナヨ)
食べません → 먹지 않아요.
(モッチ アナヨ)
寒くありません → 춥지 않아요.
(チュッチ アナヨ)
嬉しくありません → 기쁘지 않아요.
(キップジ アナヨ)
このように動詞・形容詞の否定形には2パターンの作り方があります。
『どう違うの?』
と疑問に思われるかもしれませんが、
"〜지 않아요" のほうが少し丁寧というくらいで、それほど大きな違いはありません。
日本語でいう「買わないです」か「買いません」の違い程度です。
特に使い分ける必要もないので、どちらを使ってもOK

ただ、"안〜" と "〜지 않아요" には「自らの意思でその行動をしない」というニュアンスが含まれています。
そのため、自然現象などの自分の意思とは関係ないことに対しては使うことができないんです

自分の力じゃどうしようもできない!
という意味を込めて相手に伝えたい場合は
『動詞 + 〜ㄹ 수 없다』を使います。
【例】
오늘은 날씨가 나빠서 헤엄칠 수 없어요.
(オヌルン ナルッシガ ナッパソ ヘオンチル ス オプソヨ)
(今日は天気が悪いので泳げません。)
天気が悪いのは自分の力ではどうすることもできませんよね

一方、自分の能力における不可能を表す表現もあります。
「韓国語ができない」
「自転車に乗れない」
など、そのやり方自体を知らない場合は
『못 + 動詞』または『動詞 + ㄹ 줄 모르다』が使われます。
【例】
못 찾아내요.
(モッ チャジャネヨ)
探し出せません。
한국어 할 줄 몰라요.
(ハングコ ハル チュル モラヨ)
韓国語ができません。
探し出す"方法が"分かりません / 韓国語の"やり方"が分かりません
のように、間に「方法」などの言葉を入れてみると違いが分かりやすいですよ

そしていよいよ最後の一つ。
名詞の否定形です。
「私は韓国人ではありません。」いう文章を例に挙げてみますね。
この文章を韓国語にすると、
『저는 한국 사람이 아니에요.』
(チョヌン ハングク サラミ アニエヨ)
となり、そのまま日本語に訳すと『私は韓国人"が"ありません』になります。
このように名詞を否定形にする時、韓国語と日本語では言い方が異なるんです。
他の例文も見てみましょう。
【例】
・이건 과자가 아니에요.
(イゴン クァジャガ アニエヨ)
直訳 → これはお菓子がありません。
意訳 → これはお菓子ではありません。
・여기는 화장실이 아니에요.
(ヨギヌン ファジャンシリ アニエヨ)
直訳 → ここはトイレがありません。
意訳 → ここはトイレではありません。
パッチムがある場合は 『名詞 + 이 아니에요.』、
パッチムがない場合は 『名詞 + 가 아니에요.』となります。
"재가 (チェガ)" や "너가 (ノガ)" のように
(私が) (君が)
"가"の使い方は韓国でも日本でも基本的には同じですが、まれにこんな例外もあります

覚えておいてくださいね。
皆さんも実際に文を作って練習してみましょう!
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