韓国語には「でも」や「だけど」を表す単語が複数あります。
混同してしまう方も多いので気をつけてください。
ではさっそく順番に見ていきましょう。
■(それ)でも=그래도(クレド)
訳される時は「でも」となる場合が多いのですが、
日本語で考えた時に「それでも」に置き換え可能なら『그래도』を使ってください。
공부를 열심히 했다. 그래도 시험에는 떨어졌다.
(コンブル ヨルシミ ヘッタ. クレド シホメヌン トロジョッタ)
(勉強を一生懸命頑張った。(それ)でも試験には落ちた。)
그래도 좋아요.
(クレド チョアヨ)
((それ)でも良いんです。)
■でも/ところで=근데/그런데(クンデ/クロンデ)
「ところで」の意味も含まれているため、話が変わる時に使います。
ちなみに、"근데"は"그런데"を縮約したもの。
普段の生活では「근데」のほうがよく使われていますね。
내일은 시간이 있어. 근데 왜?
(ネイルン シガニ イッソ. クンデ ウェ?)
(明日は時間あるよ。でもどうして?)
근데 어제는 뭘 했어요?
(クンデ オジェヌン ムォル ヘッソ?)
(ところで昨日は何をしてたの?)
■だがしかし/そうだけれども=그렇지만(クロッチマン)
참 아름다운 이야기다. 그렇지만 뭔가 내막이 있을 것 같다.
(チャム アルンダウン イヤギダ. クロッチマン ムォンガ ネマギ イッスル コッ カッタ)
(実に美しい話だ。だがしかし何か裏がありそうだ。)
■しかし/けれども=그러나(クロナ)
硬い表現になるので、普段の会話の中にはあまり登場しません。
本などによく出てくる表現です。
열년이 지났다. 그러나 이 거리의 풍경은 아무것도 바뀌지 않는다.
(十年が過ぎた。しかしこの街の風景は何も変わっていない。)
ここからは文中でも使える「〜だけど」を紹介します。
■しかし/けど=(하)지만(ハジマン)
지만より前の文章と後の文章が逆の意味になる場合に使います。
「嬉しいけど、悲しい」とか「見たいけど、見れない」もそうですね。
文頭で使う場合は「하지만」、文中で使う場合は「지만」を使ってください。
한국어를 공부하는 것은 재밌지만, 역시 어려워요.
(ハングゴル コンブハヌン ゴスン チェミッチマン, ヨクシ オリョウォヨ)
(韓国語を勉強するのは楽しいけど、やっぱり難しいです)
색은 좋지만 디자인은 싫어.
(セグン チョッチマン ディジャイヌン シロ)
(色は良いけどデザインは嫌い)
■けど/でも/のに=는데(ヌンデ)
지만と違って、こちらは는데の後も話が変わりません。
편지를 보냈는데 이미 봤어?
(ピョンジル ポネンヌンデ イミパッソ?)
(手紙を送ったけどもう見た?)
내 안경을 찾고 있는데...
(ネアンギョグルチャッコインヌンデ)
(私の眼鏡を探してるんだけど...)
는데도の形にすると「〜でないのにもかかわらず」という意味になります。
이 영화는 예전에 봤는데도 다시 보고 싶어졌어요.
(イ ヨンファヌン イェジョネ パンヌンデ タシ ポゴ シッポジョッタ)
(この映画は前に見たにもかかわらずまたもう一度見たくなりました。)
特に"지만"と"는데"の使い分けは慣れるまでは大変。
ここでつまづいてしまう方も結構いらっしゃいます。
最初は難しく感じてしまうと思いますが、色んな文章に触れていくうちに徐々にコツもわかってきますよ。
頑張ってマスターしましょう!
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ありがとうございました。