"クニャン"はハングルで「그냥」と書きます。
聞いたことはあるけど使い方がいまいちよく分からない
なんて方も多いのではないでしょうか。
"그냥"の特徴は色々なパターンの訳し方があるという点。
どのような場面で使うのか例文を見ながらコツを掴んでくださいね。
【ただ】
그냥 알고 싶었을 뿐이에요.
(クニャン アルゴ シッポッスル プニエヨ)
(ただ知りたかっただけです。)
혼자서 사는 것도 재밌지만 그냥 좀 슬프네요.
(ホンジャソ サヌン ゴット チェミッチマン クニャン チョン スルプネヨ)
(一人で暮らすのも楽しいですが、ただちょっと悲しいですね。)
인생은 그냥 즐거우면 된다.
(インセグン クニャン チュルゴウミョン デンダ)
(人生はただ楽しければ良い。)
그냥 좋은 친구.
(クニャン チョウン チング)
(ただ好きな友達)
「ただ好きな」というのは見返りなくただただ好きだということを表します。
【そのまま】
그냥 거기 있어 주세요.
(クニャン コギ イッソ ジュセヨ)
(そのままそこにいてください。)
생으로 그냥 먹는게 제일 맛있어요.
(セングロ クニャン モンヌンゲ チェイル マシッソヨ)
(生でそのまま食べるのが一番おいしいですよ。)
그냥 똑바로 가 주세요.
(クニャン トクパロ カ ジュセヨ)
(そのまま真っ直ぐに行ってください。)
A:이 책상은 어디에 두면 좋을까요?
(イ チェクサングン オディエ ドルミョン チョウルッカヨ?)
(この机はどこに置けば良いですか?)
B:그냥 두세요.
(クニャン ドゥセヨ)
(そのままにしておいてください。)
【なんとなく】
뭐 그냥 그래요.
(ムォ クニャン クレヨ)
(まぁなんとなくそうですね。)
「뭐 그냥 그래요」はかなり使用頻度が高いので、覚えておくと役立ちますよ。
그냥 그렇게 됐어요.
(クニャン クロッケ デッソヨ)
(なんとなくそんなふうになりました。)
A:왜 여기 있어요?
(ウェ ヨギ イッソヨ?)
(どうしてここにいるんですか?)
B:그냥...
(クニャン...)
(なんとなく...)
ただ、中には日本語にできない"그냥"もあります。
그냥 편하게 ○○라고 불러 주세요.
(クニャン ピョナゲ ○○ラゴ プロ ジュセヨ)
○○の部分には自分の名前が入るのですが、これは目上の人に対して、
「気を使わずに自分の名前を呼び捨てで呼んでください」
ということを伝えたい時に使います。
これと同じように「아니, 그냥・・・」も日本語にはできません。
(アニ, クニャン・・・)
これは何かをごまかす時に良く使うフレーズです。
日本語の表現で一番近いのを挙げるとすると・・・
「いや、なんでもない」
「いや、そういうわけじゃなくて」
あたりが妥当でしょうか。
"그냥"は日本語に訳すのにふさわしい言葉がないケースも多いので、
日本語としてではなく韓国語の感覚として覚えるようにしましょう。
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