『알겠습니다(アルゲッスムニダ)』
『알았어요(アラッソヨ)』
これらはどちらも「分かりました」という意味で使われている言葉です。
日本語に訳すと同じですが、ニュアンスが違うため状況によって使い分けなければいけません。
まず、イメージとしては
『알겠습니다』はまじめな返事、『알았어요』は軽い返事。
そんな風に捉えておきましょう。
例えばこの会話。
A:집합시간을 꼭 확인해주세요.
(チバプシガヌル コッ ファギネジュセヨ)
(集合時間を必ず確認してください。)
B:分かりました。
このような場面では『알겠습니다』を使うことをおすすめします。
"알았어요"を使うとホントに分かってるの?と思われてしまうことも。
逆に
A:가방 좀 들어줘.
(カバン チョム トゥロジョ)
(ちょっと鞄持ってて。)
B:分かりました。
この場合は『알았어요』のほうがしっくりきます。
軽い頼みごとに対しては"알겠습니다"だと少し硬すぎる感じがしますね。
ただし、目上の人に対して"알았어요"を使うと失礼にあたる可能性があるので、仲の良い先輩には「アラッソヨ」でもOKですが、そうでない場合は「アルゲッスムニダ」を使うようにしてください。
そしてこの"알겠습니다"と"알았어요"の原形である『알다(アルダ)』には「知っています/分かります」という意味が含まれており、活用方法にも様々なパターンがあります。
中でも代表的なものをピックアップしてみたので、例文と一緒に使い方を確認しておきましょう。
■이 김치, 어디서 파는지 알아요?
(イ キムチ, オディソ パヌンジ アラヨ?)
(このキムチ、どこで売ってるのか知ってますか?)
■어떻게 알았어요?
(オットケ アラッソヨ?)
(どうやって分かったんですか?)
■이 노래를 부르는 가수가 누군지 알고 싶습니다.
(イ ノレル プルヌン カスガ ヌグンジ アルゴ シッスムニダ)
(この歌を歌っている歌手が誰なのか知りたいです。)
■내가 아는 건 그것 뿐이야.
(ネガ アヌン ゴン クゴッ プニヤ)
(私が知ってるのはそれだけだよ。)
現在連体形になる場合は「아는」になるので注意してください。
また、これら以外にも他の単語と組み合わせることで意味が変わる単語がいくつかあります。
◇알아보다(アラポダ)
これは「알다+보다(見る)」で『調べてみる』の意味になるケースですね。
[例]
문제점을 알아보겠습니다.
(ムンジェチョムル アラポゲッスムニダ)
(問題点を調べてみます。)
다시 한번 알아보세요.
(タシ ハンボン アラポセヨ)
(もう一度調べてみてください。)
◇알아듣다(アラドゥッタ)
意味は『聞き取る/理解する』となり、「알아+듣다(聞く)」の組み合わせでできています。
[例]
한국어 알아들을 수 없어요.
(ハングゴ アラドゥルル ス オプソヨ)
(韓国語を聞きとることができません。)
このフレーズは韓国語を勉強していく上でとても役に立つのでしっかり覚えておきましょう。
◇알아내다(アラネダ)
「알아+내다(出す)」からできた言葉。
『見分ける』という意味で使われます。
[例]
거짓말 알아낼 수 있다.
(コジンマル アラネル ス イッタ)
(嘘を見分ける(見抜く)ことができる。)
◇알아차리다(アラチャリダ)
これは『気付く』や『見破る』にあたる言葉ですね。
[例]
더 빨리 알아차려야 했습니다.
(ト ッパリ アラチャリョヤ ヘッスムニダ)
(もっと早く気付くべきでした。)
◇알아맞히다(アラマッキダ)=言い当てる
나이를 알아맞혀 보세요.
(ナイル アラマチョ ポセヨ)
(年を当ててみてください。)
このように"알다"には色々な活用方法が存在します。
「アルゲッスムニダ」や「アラッソヨ」以外のフレーズも少しずつ覚えていきましょう。
ドラマやテレビにもよく登場するので、是非聞き取りにも挑戦してみてくださいね。
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