韓国の生活習慣

2012年01月12日

韓国の生活習慣

韓国語が口から出てくる!ハングル勉強法はこちらぴかぴか(新しい)

日本と韓国には似ている言葉や文化がたくさんあります。

今では交流も盛んになり、お互いの国の文化を知る機会も増えてきましたねるんるん

しかし、韓国について深く知れば知るほど日本人との考え方の違い暮らし方の違いも見えてきます。

新たな共通点を発見する一方で、やっぱり異国なんだなぁと感じさせられることもしょっちゅうありました。

中でも一番びっくりしたのが家族関係や親戚付き合いの濃さ目

特に추석(チュソク)の時期は一族が一斉に家長の家に集まります。

チュソクは日本でいうお盆と言われていますが、実際に韓国の人に話を聞くと日本のお盆とは随分違う印象を受けましたね。

ご先祖様へのお供え物も含めて、集まってくる親戚のために「송편(ソンピョン)」というお餅や様々な種類のチヂミなど、今から屋台でも開くの?と聞きたくなる位とにかく膨大な量の食事を用意しなければならないため、女性陣は朝から晩まで大忙しなんだそうですふらふら

当日の朝は男性のみで行う「차례(チャレ)」と呼ばれる儀式があり、それが終わると皆でお供え物を食べたりご先祖様のお墓参りに出かけます。

親戚中が一気に集まるため、体力の消耗だけでなく気疲れも相当なようですねたらーっ(汗)

他にも、留学中は毎日家に電話をかける決まりがあったり、結婚後は一週間に数回、お嫁さんが旦那さんのご両親に近状報告をしなければいけなかったりと、かなり家族関係は濃厚です。

チュソクのようなビッグイベントといえば「생일(センイル)=誕生日」もその一つですが、ご結婚されている方の場合は義理のご両親の誕生日を忘れると大変なことに・・・がく〜(落胆した顔)

韓国では誕生日の日に「미역국(ミヨック)=わかめスープ」を飲むという習慣があり、ご両親と近い距離に住んでいるなら朝作りに行き、会いに行けない場合は電話をかけるのが当たり前です。

一方で、学生など若い人達の間では「생일빵(センイルパン)」を行うのが流行っていますね。

センイルパンとは誕生日を迎えた友人の顔にケーキをぶつけたり、軽く殴ったりするイタズラのことひらめき

これってどうなの?と思う部分もありますが、私の友人は『誕生日当日は怖かった。でも今思えば楽しい思い出だよ〜』と笑いながら言ってます(笑)

韓国は目上の人に対する言葉遣いや態度には非常に厳しいものの、仲の良い同い年の友人に対して気を遣うということはあまりないんですよねかわいい

例えば、ぶつかったりしたら「ごめん。」と言って「大丈夫だよ。」という返事が返ってくるのが日本では普通ですが、同じ状況で韓国の友人に『미안해(ミアネ)=ごめん。』と言うと、

『왜 미안해! 우리 친구잖아.』
(ウェ ミアネ!ウリ チングジャナ)
(どうして謝るの!私たち友達じゃん。)

とか

『미안해 하지마!』
(ミアネ ハジマ!)
(謝らないで!)

など、仲のいい友人からは『괜찮아(ケンチャナ)=大丈夫だよ』という言葉が返ってきたことがありません。

基本「謝るな」です。

友達なのになんで気を遣うの?という考え方なんだそうですよ晴れ

もちろん全員が全員そうではありませんが、韓国人は日本人と比べて何でもハッキリものを言う方が多いような気がします。

相談事をすると、それに対して真剣に意見をくれますし、思ったことをストレートに言ってくれる人が多いので、私にとっては非常にありがたかったですねグッド(上向き矢印)

もちろん否定的なこともハッキリ雷言いますが、その分愛情表現も同じくらいストレートに伝えるのが韓国人。

初めて韓国に行った時はスキンシップの多さに驚かされましたどんっ(衝撃)

女の子同士街中で手を繋ぐのは当たり前ですし、親子やカップルでハグをしている姿もよく見かけます。

小学生くらいの子が

『아빠, 엄마, 사랑해〜』
(アッパ オンマ サランヘ)
(パパ、ママ、愛してる〜)

と言いながら両親とハグしている光景を見るとほっこりしますねハートたち(複数ハート)

韓国に行くといつも、日本に帰ったら誰かに愛を伝えよう!という気になります(笑)

しかし、付き合いが濃いのは家族や親戚、友人関係だけではありませんがく〜(落胆した顔)

近所付き合いも相当なもので、アパートに住んでいる方は定期的に「반상회(パンサンフェ)」と呼ばれる集まりに参加する必要があります。

アパートに対する苦情や要求を言い合ったり、住民同士でお喋りをしたり・・・日本でいう町内会のアパート版みたいなものでしょうか。

欠席すると「벌금(ポルグム)=罰金」になるところもあるのですが、最近は罰金を払ってでも出席しないという方が増えてきているんだそう目

とは言っても、『お昼ご飯を多めに作ったから一緒に食べましょう〜!』などという近所からのお誘いは日常茶飯事で、おすそ分けして貰うこともよくあります。

韓国は仲間意識の強い国と言われていますが、このように周囲と深く関わり合うことで強い絆が生まれるのかもしれませんねムード

日本では徐々になくなりつつある習慣がまだ多く残っている韓国。

韓国人と関わっていくうちに見習うべき部分もたくさん発見できることと思います。

最初はイメージとの違いに驚くことも多いと思いますが、私が今まで出会った韓国人は本当に情に熱くて親切な人ばかりでした晴れ

これまで以上に日本と韓国の仲が深まり、交流できる機会が増えることを祈っています。

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posted by 韓国語上達ゆきえ at 13:47| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
センイルバンについて調べていて、こちらにたどりつきました。ひとつわからないことがあるのですが、センイルバンについて、別名?かなにかで、インディアンなんとか、という言い方はあるのでしょうか?そのようにいいながら、誕生日を迎えた子のことを叩いている映像を見たのです。教えていただけますと幸いです。
Posted by ako at 2012年05月05日 23:04
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