韓国には子供の日やクリスマスなど、日本と同じ祭日もありますが、中には、日本にはない韓国特有の祭日があります。
このような韓国の祭日と、それに関連するフレーズを覚えていきましょう
(1)설날(ソルラル):旧正月
日本では、陽暦の1月1日をお正月として祝いますが、韓国では、陰暦で暦を読む習慣が根強いですので、旧暦の1月1日でお正月を祝います。
毎年、微妙に時期はずれますが、だいたい陽暦の1月下旬から2月上旬くらいで、当日とその前後の3日間が連休です
新しい年が始まる陽暦の1月1日は、お正月というより、単に年越しの意味が強く、韓国ではこの旧正月の方を盛大にお祝いします
旧正月でよく使われるフレーズは、새해 복 많이 받으세요(セーヘ ボッ マニ パドゥセヨ):新年の福を沢山受け取ってください。
直訳するとこのようになりますが、日本語の「明けましておめでとうございます」に当たるフレーズです。
そして、当日の朝、一家で一番目上の人に、올 한해도 건강하게 잘 보내세요(オル ハネド コンガンハゲ チャル ポネセヨ):今年一年も健康に過ごしてください。
のようにそれぞれ挨拶をして、深々とお辞儀をする習慣があります。
そしたら、年長の人は、새뱃돈(セベットン):お年玉を子供たちに渡すのです
(2)추석(チュソク):秋夕
旧正月と並ぶ、韓国の2大祭日の1つで、陰暦の8月15日を祝いますね。
前後の日と合わせて3日間の連休です。
民族の大移動と言われるほど交通機関が麻痺している中、帰省して、親族が集まり、성묘(ソンミョ):先祖の墓参りをします。
これに合わせて、秋夕の2〜3週間前から、벌초(ポルチョ):墓の清掃や雑草刈りをすることも大きな習慣となっていて、その頃から帰省ラッシュが始まるんですね
また、송편(ソンピョン):蒸した餅という、秋夕の特別料理を作る家庭もあります。
以上の祭日の他に、삼일절(サミルジョル):三一節(三・一独立運動を讃えた祝日)や、개천절(ケチョンジョル):開天節(韓国の建国記念日)などがあります。
因みに、日本と違って韓国には振り替え休日は存在しませんので、ただでさえ少ない韓国の祭日は、日本と比べると5日以上少ないんですね。
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