日本で屋台というと、お祭りや何かイベントがある時、また、夕方になると繁華街に出る感じですよね。
しかし、韓国では、屋台はもっと頻繁で、季節を問わずいつでも出ていて、駅の出口や街の通りなど、あちこちで屋台が見られます
このような屋台は庶民密着型ですので、利用してみたら、韓国庶民の食文化が堪能できますよ。
(1)屋台の種類
韓国の屋台は、노점(ノジョム)と、포장마차(ポジャンマチャ)の2種類です。
노점(ノジョム)は、ちょうどお祭りの出店、露店という雰囲気で、その場で立ちながら食べるか、テイクアウトするかのパターンです。
떡볶이(トッポッキ):トッポッキ(韓国風の餅を甘辛いタレで煮込んだもの)、닭꼬치(タッコチ):焼き鳥、핫도그(ハッドグ):ホットドッグ、계란빵(ケランパン):大判焼きなどの軽食やおやつが誰でも気軽に買える格安で売られています
포장마차(ポジャンマチャ)は、いわゆる飲み屋台という感じで、ビニールシートに覆われた手押し車に、簡易テーブルとイスが置かれ、腰を落ち着けてゆっくり飲み食いする感じです。
おやつや軽食ではなく、アルコール飲料(様々なお酒)と料理・おつまみが楽しめます
(2)屋台でよく使うフレーズ
どちらのパターンにしろ、使う表現はほぼ同じです。
メニューや料金表はありませんので、自分で〜주세요(〜ジュセヨ):〜をください。ときちんと注文することが基本になります。
・떡볶이하고 튀김 1인분씩 주세요.(トッポッキハゴ ティギム イリンブンシッ ジュセヨ):トッポッキと天ぷら1人前ずつください。
・섞어 주세요.(ソッコ ジュセヨ):混ぜてください。
韓国では、天ぷらなどの練り物類は、ソースをつけて(絡めて)食べるのが美味しい食べ方です。
ソースを絡めてほしければ、このように言ってください。
或いは、お店の方から、섞어 드려요?(ソッコ ドゥリョヨ):混ぜますか?と聞いてくることもあります。
・따로따로 주세요.(タロタロ ジュセヨ):別々にください。
混ぜて欲しくない時は、このように言いましょう。
・포장해주세요.(ポジャンヘジュセヨ):包んでください
その場で食べるか、テイクアウトするかの屋台で、持ち帰る場合のフレーズです。
袋に入れたり、紙に包んでくれたりします。
・한잔 하러 갈래?(ハンジャン ハロ カルレ):一杯飲みに行く?
韓国語で飲みに誘う時の定番のフレーズですね。
こう言って仕事帰りに、포장마차(ポジャンマチャ)に寄るのが、お決まりのパターンです。
・여기요. 잘 먹었습니다.(ヨギヨ。チャル モゴッスムニダ):こちらです。ごちそうさまでした。
前半部は直訳すると、「こちらです」になりますが、「はい」とお金を渡しながら言う表現になります。
続けて、「ごちそうさまでした」と一言言って帰るのが、庶民間の礼儀です
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