"本当に"を表す単語は「정말(チョンマル)/진짜(チンチャ)/참(チャム)」の3つ。
ただ、それぞれ微妙にニュアンスが違っているため、状況によっては使い分けが必要になります。
【정말(チョンマル)】
これは改まった場面でも使えて、普段の会話にもよく登場する言葉。
日本語の"本当に"のニュアンスに一番近い表現といえます。
[例]
한국 음식은 정말 맛있다.
(ハンググムシグンチョンマルマシッタ)
(韓国の食べ物は本当に美味しい。)
한류 스타는 정말 일본어를 잘 하신다.
(ハンリュ スタヌン チョンマル イルボノル チャ ラシンダ)
(韓流スターは本当に日本語がお上手だ。)
그 이야기는 정말요?
(ク イヤギヌン チョンマルリョ)
(その話は本当ですか?)
【진짜(チンチャ)】
こちらは日本語でいうと"マジ"に近い感じがしますね。
韓国の人は驚いた時などにとっさに出ることが多いんだそう。
ちなみに直訳すると「本物」、反対語は「偽物」になるため、日本語の"本当に"とは若干違っています。
[例]
그 소식은 진짜에요?
(ク ソシグン チンチャエヨ)
(その知らせは本当ですか?)
이건 진짜 다이아몬드입니까?
(イゴン チンチャ ダイアモンドゥイムニッカ?)
(これは本物のダイアモンドですか?)
A:내 친구가 어제 유령을 봤다고 했었어.
(ネ チングガ オジェ ユリョグル パッタゴ ヘッソソ)
(私の友達が昨日幽霊を見たって言ってたよ。)
B:진짜? 말도 안돼.
(チンチャ? マルド アンデ)
(ほんとに?(マジ?)ありえない。)
【참(チャム)】
これは『すごく/実に/誠に/とても/真実』と訳すことができます。
前後の文章によって訳し方が変わってくるので注意してください。
ここで"정말/진짜"との違いがよく分かる例を一つ。
数学に「命題の真偽」ってありますよね?
これを韓国では"참"を用いて
『명제의 참 거짓(ミョンジェエ チャム コジッ)』と表現するんです。
つまり「참」は、"真"の意味合いが強い"本当に"ということになります。
[例]
참 좋은 날씨네요.
(チャム チョウン ナルシネヨ)
(すごくいい天気ですね。)
어머니가 주신 참 소중한 선물입니다.
(オモニガ ジュシン チャム ソジュガン ソンムリムニダ)
(母が下さったとても大切なプレゼントです。)
참인 말.
(チャミン マル)
(真実の言葉)
ちなみに"참"は単独でも使用することができ、
아, 참! 잊어 버렸었다.
(ア、チャム! イジョ ボリョッソッタ)
(あ、そうだ! 忘れてた。)
のように何かを思い出した時にも使えます。
こちらも結構便利な表現なのでついでに覚えておきましょう。
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